今、九州の「食と農」が熱かばい!九州農業ドリームプラン・プレゼンテーションへ行ってきた

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先月、福岡国際会議場で開催された「九州農業ドリームプランプレゼンテーション」というイベントに参加してきました。

 

九州農業ドリームプランプレゼンテーションとは

九州農業ドリームプランプレゼンテーションというのは、農業や食の分野で活動されているプレゼンターの想いを多くの人に聞いてもらい共感していただくだけでなく、そのプレゼンターとその事業を応援したい個人や企業を結びつけることを目的としたイベントです。

このイベントを主催された株式会社ファームプロの竹内社長は、昨年の開催された「世界農業ドリームプランプレゼンテーション2016」で農業の分野で「生産者」と「消費者」を繋ぐmy菜(まいさい)というサービスを発表し、見事グランプリ受賞された方なのです。

さらに、農業に興味関心が深い、首相夫人の安倍昭恵さんもこの九州農業ドリームプランプレゼンテーションに深く関心を示されていました。

 

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会場の様子

僕もドリームプランプレゼンテーションというイベントは初めてで、実際会場に行くまではどのようなイベントなのかなかなか想像がつきませんでした。


福岡国際会議場

雨が降ったり止んだりの不安定な天気だったのですが、多くの方がご来場されていました。

初の試みにも関わらず、会場は立ち見が出るぐらい満員でした。

会場の後ろには各プレゼンターの方や協賛企業のブースが設けられ、プレゼンターの方自らご説明される場面なども見受けられました。


ブースで説明を行うプレゼンターの田中清司さん

 

プレゼンター紹介

今回のイベントでは選ばれた10名のプレゼンターの方々が自身の「農」や「食」に対する想いを熱く語って下さいました。

MOTTAINAIプロジェクト(加治稔康さん)

流通小売業界に勤め、現場の大量生産大量消費を間近で見ることで、「もったいない」という精神は過去のものだろうかと疑問を抱く。その後、今まではゴミとして廃棄されていた野菜を漬物にしたり、鶏の捨てられてしまう部分を骨まで食べられる商品として商品化を行い始める。今後も生産者・販売者だけではなく、多方面から協力を得ながら廃棄を減らし、社会に貢献できる仕組みを作って行きたいと話す。

 

酒力全開!!(古川拓実さん)

米農家の長男として生まれた佐賀大学農学部の古川さんはヒッチハイクで日本中の酒蔵を巡り、初めて実家以外の酒蔵の作り手の思いに触れ、「作り手の思い」がお酒のおいしさを引き立てることを実感した。大好きな糸島で糸島の食材をメインに使った作り手の思いを伝えることのできるような居酒屋を作りたいとアピールした。

古川さんの作った無農薬の山田錦で生産されている旭菊 「大地」はこちら

 

みつせてっぺん物語(大坪一樹さん)

2年前に病により、30年勤めたJAを退職し、再起を求めて佐賀市三瀬村で農業を始める。そこで中山間地域の重要性や、放棄地の問題に直面する。「げんきな大地SAGA」を発足し、生産者と消費者をつなぐマルシェ、映画などを作成し、情報発信に取り組んでいる。今度はフリースクールを開講し、都市との交流や情報発信、食育などを通して、子供のたちの笑顔を育んで行きたいと話す。

げんきな大地SAGAのHPはこちら

 

農業の夢の国をつくろう!!(奥園淑子さん)

芸能事務所に所属し、モデルとして活動しながら、アスパラ農家である実家の手伝いをしていたが、若者の農業に対する悪いイメージのせいでなかなか農業をしている自分が嫌いだった。農業が素晴らしい職業なのはわかるけれど見た目がかっこ悪い。。。そんな時、そんな思いを感じ取ってくれた人がおしゃれでかわいい作業着を作ってくれたことで奥園さんの気持ちが変わった。着るもの一つで気分が変わる人もいるはず。今後はバーベキュー大会、農作業着コレクションなどで、農業に新しい風を巻き起こしたいそうだ。

 

ファミリーファームプロジェクト(飯田正悟さん)

元々農園の役割は食糧生産だけだと思っていた飯田さんだったが、大学卒業後のアメリカに渡り、そこで農園が日本よりも地域に密着し、かつ人々にオープンに開かれていることを知る。さらに、帰国後農業に従事するようになってから、体調を崩して仕事を辞めた研修生が飯田さんの農園で働き、数日後見違えるように元気になったことから「農園には家族のような人を元気にする温かさがある」という新しい価値に気付く。飯田さんが提案するのは国際的な視野を持った次世代の農業従事者を育成する「ファミリープロジェクト」と、健康経営への取り組みとしての企業への「農業休暇」だ。

飯田さんの「飯田家族農園」のHPはこちら

 

トゥルシーで世界を繋ぐ(吉田美香さん)

東京で働いていた吉田さんだったが、トゥルシーというインド原産のハーブと出会うことにより、実家のある大分でトゥルシーの活動をスタートさせた。トゥルシーには心や体を健康にする効能があるそうだ。地元大分だけではなく、発展途上国などでトゥルシーを生産することにより雇用を新たに作り出し、地域や各国との繋がりを作っていきたいと話した。

 

83(はちサン)で人々をミツにする(安永義朗さん)

高校の美術講師として活動していた時に、ミツロウを得るために養蜂を始める。そこで、蜂蜜のおいしさや、ミツロウの化粧品としての機能を知り、養蜂家としての活動を始める。今後はもっと蜂蜜について知ってもらえるよう消費者に実際に養蜂を体験してもらったり、個人で養蜂している方の蜂蜜を集め、販売店に卸すなど養蜂に関わる全ての人が密になるような「はちサンプロジェクト」を始動する。

安永さんの「みかん畑養蜂所」のFacebookはこちら

 

農家はもう論外。現代版百姓が限界集落を救う。(渡邉泰典さん )

東京生まれ、東京育ちの渡邉さん。大学時代に宮崎県日南市に訪れた際にここに住もうと決めたという。いちご農家・パフォーマー・学習塾の経営など複数の職業を掛け持ちしながら、過疎化の進む地域の課題解決に取り組む。学習塾経営では子供たちに多角的視野で課題を解決できるような現代の「百姓」を育成する方針だ。

 

準グランプリ 食べて輝き☆元気にラッキー☆(平島さゆりさん)

病院栄養士として、4,000人以上の患者さんの食事指導を行ってきた平島さん。病気になる前に食について知りたかったという声を多くの患者さんから耳にしてきた。特に近年朝食を摂らない人が多いことを懸念し、朝食の重要性についても訴えた。今後は、子供の料理教室や病気予防の食の発信などを行い、健康な家庭を増やしていきたいと話す。

 

グランプリ 果樹ワンプラス(田中清司さん)

平成18年に福岡県八女市の実家に戻り就農。段々畑や傾斜の多い山間地の農業は過酷で重労働になりやすいことに気づく。山は耕作放棄地などが多く、利用が厳しいように見えるが、全体を見渡してみると周りを巻き込み広い土地を作ることができる。山を削り、農機が入るようにする農地整備を行うことで、現状より作業効率の良い畑ができ、安心して農業のできる場所ができると思った。

 

表彰・閉会

グランプリに福岡県八女市で果樹園を営む田中清司さん、準グランプリに福岡県古賀市で管理栄養士として働く平島さゆりさんが選ばれました。


主催会社ファームプロの竹内社長から賞状を受け取るグランプリの田中清司さん


協賛企業株式会社オーレックの今村社長からトロフィーと賞状を受け取った準グランプリの平島さゆりさん

 

感想

大学で農学を専攻していた僕ですが、百貨店で食品を販売した経験はあるものの、実際に生産者として農業に従事した経験はないため、意識が高く、これからの食や農を変えようとするプレゼンターの方々のお話を聞けたのは非常に貴重な時間でした。

僕は昨年勤めていた百貨店を辞め、現在フリーランスとして働いていて、会社に所属しているわけではないため、自分で考え仕事を作っていかないといけない立場にあります。そんな状況なので、プレゼンターの皆様の新しい発想や、周りを巻き込んでやろうとする勢いに感化される部分がありました。

問題点を可視化し、こうなったらもっとみんなが幸せになれると信じて、それに向かって努力されているプレゼンターの皆様は本当に素晴らしいと思います。

また、このプレゼンテーションでは発表を聞いて共感を得るだけではなく、企業の方々も数多く参加されていて、協賛という形でプレゼンターの夢を後押しできる所に非常に魅力を感じました。

プレゼンターの皆様の想う「夢」が早く現実になることを願っています。

 

イベント名:九州農業ドリームプラン・プレゼンテーション2017

HP:http://kyushu-nogyo.com/

日 程: 2017年7月5日(水)13:00 開会18:00 閉場

会 場:福岡国際会議場 多目的ホール

チケット:前売り券 一般2,000円・学生1,000円⇒当日 一般2,500円・学生1,500円

主 催 九州農業ドリームプラン・プレゼンテーション実行委員会 株式会社ファームプロ

後 援 公益財団法人 九州経済調査協会 福岡市青果市場(ベジフルスタジアム) 九州農政局 九州経済産業局

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