きっかけ
皆さん高野りょーすけさん(@tonbonline)を知っていますか?

引用元:高野りょーすけとブログ
彼は1日50円で自分を売っている東大生です。
大学で留年したということあり、時間があるのでこういう試みを始められたそうですが、応募が殺到しているそうです。
東大生で50円って安いってどころじゃないですよね。価格破壊ですよね。
先月体験本も発売されています。
僕は彼の試みをしているのに感化され、1日50円で九大卒を売り出してみようかと思いましたが、東大と九大じゃ雲泥の差で話題性に欠けますし、せっかく会社を退職したのにまた自分の好きでないことを仕事にするのは嫌だなと思い、1日50円はやめました。
しかし、社会との関わりを持ちたかったし、自分の本当の市場価値を知りたかったので、嫌いじゃない家庭教師の仕事(他は応相談)でとりあえず時給500円という値段で自分を販売してみることにしました。
販売方法
どうやって集客をしようと考えた際に、何点か思いついたのがこちら。
ココナラ

ココナラは500円で、自分の得意(スキル、知識、経験)を売買できるオンラインスキルマーケット。
ロゴ制作や、似顔絵、占い等多岐に渡ります。
ここで500円で出品しましたが、お客さんは来ず、、、
家庭教師とかはあまり需要はありませんでしたが、 イラスト、ロゴ制作とか、翻訳などは人気高いそうなのでスキルお持ちの方は是非やられてみてはいかがでしょう?
atte(アッテ)

atte(アッテ)は皆さんご存知フリマアプリメルカリの地元版のようなアプリです。メルカリでは、出品したものが売れたら、クレジットカードで決済し、購入者に郵送しますが、atteは位置情報を利用していて、近所の出品やサービスなどが閲覧でき、実際に会って販売・購入するのが一般的です。今は3月で引越しシーズンですので、家具・家電などいろいろなものが出品されていて面白いです。
このアッテで、軽い気持ちで自分を500円で販売してみました。




こんな遊び半分のような形でアプリに投稿しただけで、なんと10人ものお客さんが来てくださいました。
九州での九大ブランドが強いのか、メルカリの集客力が強いのか、よほど写真がよかったのか笑
結局何がよかったのかわかりませんが、とにかく沢山応募が来てよかったです。
しかし、全てがいいことばかりとは限りませんでした。。。。
エピソード
500円で自分を販売していた時は、自分のしたくない仕事のオファーもあったので、それはお断りさせていただいて、家庭教師や英語の翻訳の仕事などを中心にこなしました。
その中でも特に印象に残っているのが「僕と会って話してみたい」という応募です。
500円+交通費出してわざわざ僕と会いたいなんてどんな方なんだろうと興味津々で行ってみたら、待ち合わせ場所に爽やかな男の人が。

あっまともそうな人でよかったと安心したのは束の間。
こちらへどうぞと連れて行かれた場所は、休憩所?
休憩所っていっても普通の休憩所ではなくめちゃめちゃ怪しい感じ。

入口の入ったところにドラッグお断りの文字が大きく書かれていました。
中も薄暗く、畳の部屋に通され、少し警戒心が湧いてきました。
そして、荷物を置いて、椅子に座ると、いきなり「足のマッサージをさせてほしい」とお願いされました。
マッサージの見習い(自称)らしかったので、恐る恐る了承すると、これに履き替えてくださいと紙パンツ(白のスッケスケのやつ)を渡されました。
僕は割と図体がでかく、力もある方なので、もし何かあった場合、男一人ぐらいぶん殴ってでていくことは可能なのですが、うつぶせ寝でマッサージとなると、後ろから鈍器で殴られたりとかしたら対抗できませんし、紙パンツを履いていたら、一目散に外に逃げた場合、周囲の注目の的。もし通報されてたら、下手したら僕が犯罪者になりかねませんでした。
これはやばい!こいつホ◯かも!?と僕の中の危機察知機がサイレンを鳴らしましたので、どうにかお断りさせていただきました。
皆さんも見知らぬ人について行ってはダメですよ。

500円でやってみたからこそ自分の市場価値がわかる
市場には需要と供給があります。

普通自分を50円で売った高野りょーすけさんのような場合、需要がありすぎてそれに全部答えると供給過多になります。
彼は話題性を呼んで、本を出してその分を取り返してますからすごいですよね。
そういうところは本当に尊敬します。
しかし、僕みたいな一般人がそれを行ない、供給過多になった場合、疲弊します。下手すりゃうつ病になります。
逆の場合、つまり僕が自分の1時間を100万円で売ったりして、需要がなくなった場合、僕が供給する分もなくなりますから、お金がなくなって飢え死にします。
大事なのは需要と供給のバランスです。
世の中のモノとかサービスはすべてこのバランスで成り立っているというのは認識しているつもりでしたが、会社員として何年かやっていると自分の市場価値がだんだんわからなくなってきていて、自分の手でそれを確かめたいという気持ちが湧き今回やってみたのですが、やはり供給過多になり500円は安すぎたことに気づきました。
今は自分を500円で販売することはやめて、家庭教師などはご家庭ときちんと話し合うことでそれに見合った時給に上げていただいています。
WEBの仕事にしろ家庭教師の仕事にしろ、お金をいただく限りは精一杯自分の持てる力を発揮して、自分の力に見合った報酬がもらえるように努力して行きたいです。
最後になりますが、皆さん自分を500円で売る時は自分の身の安全を一番に考えてくださいね。
それでは。